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NORAKOの隠れ家

子育てが終わり、夫婦二人暮らしとなったアラフィフ・パート主婦の日常です。

 父とわたしの喜怒哀楽★東京旅行(その3)

幕内の取組が開始。


※ここから先は相撲に一切興味のない方にはとてもつまらない話だと思います。ごめんなさい。


幕内力士土俵入りのあと、満員御礼の垂れ幕もおりてきました。
当然、このときにはもう国技館はほぼ観客で埋まりつつあります。

tokyo17095.jpg 

ここからはもう、なんと表現したらいいのか
コンサート会場に紛れ込んだかのような、声援と歓声、そして波打つ拍手。

会場全体が一体となって、力士にエールを送り
その背中を後押しするかのような雰囲気がそこにはありました。

今場所が始まったとき、
大関・横綱の多くが休場となってしまい、
うちの夫が「誰見に行くの?」と失笑するくらいな世間のイメージだったかもしれませんが

どこが!!!

わたしのような「有名力士しか知らない浅いファン」にとってはそうでも
実際の幕内の取組は、どの取組にも毎回熱心なファンたちから
力強い声援とび、いい取組には割れんばかりの拍手が送られていました。

ほら、相撲って
実際に相撲を取り始めるまで、何度も何度も塩をまいたりしこを踏んだりしますよね。
あのシーンを、テレビ観戦しているときに「退屈な時間」と思っているライトファンは
きっとわたしだけではないはず(笑)

しかし、生観戦でのその時間は、
取組みごとに、西方を応援するファンの声、東方を応援するファンの声が、
力士本人同士の闘いを前にした、さながら「応援合戦」のように
束になって交互に会場に響き渡るのです。

それを聞いているだけでも続々鳥肌が・・・・!
だから、退屈なんて感じている瞬間はどこにもありませんでした。



いつも実況と解説の声に消されている後ろでは
こんなにも気持ち高ぶらせる観客の熱気があふれていたのか!と。

もちろん、再びやってきたと言われる相撲ブームのおかげもあるわけで
ほんの数年前までは、当日並んでも桝席が買えるほど
閑散としていた時期もあると聞くので、
今本当にいい時期に見に来たんだんだ、という思いもあります。

でも、観戦している途中で父が

「やはり相撲の面白さは”役(3役)”がついているかどうかじゃないね。
いい相撲を取るかどうかだね。」

と、「力士の階級じゃないんだ」ということを言いましたが
本当にそうだなと思いました。

実際、見ている最中は夢中になっていて、
大関横綱が何人も欠けている場所・・・だなんてこと、忘れていましたし。


外でお相撲さんの入り待ちをしていたとき、
隣にいた若い女性グループが会話が聞こえてきたのですが

「この雰囲気ヤバイよね。相撲にそこまで興味ない人でも、
ここに来ることによって、本気のファンになるよね!」


と興奮してしゃべりまくっていて、
わたしはそのおしゃべりを聞きながら、
「本当にそうだよねぇ~!」と深くうなづいていました。

だって、薄っぺらいファンでしかなかったわたしですら

すっかり本気の相撲ファンの端くれデビューした気分ですから(笑)

今回の生観戦で好きになった力士はたくさんいます。
名前もたくさん覚えました(父の解説のおかげで)。



でもね、わたしの中でのベストは日馬富士関に尽きます。
結果はともなっていないかもしれないけれど、その姿勢に頭が下がる思いでした。

この9月場所を見に来る予定がなかったら

「あーあ。日馬富士また負けたの?もうダメなんじゃない?」なんて、

ヤフコメ民のように、
スポーツニュースで結果だけを見て言ってたかもしれません。

でも大関と横綱がこれほど休場するという異常事態。
勝手な想像ですが、彼もケガのために決して万全ではない状態の中
日馬富士は横綱としての責任を果たすべく、ファンをがっかりさせないために
満身創痍の体で出場しつづけてくれているのだろうと感じたから。

この日馬富士関の強い意思のおかげで、父はこの状況でも
「横綱土俵入り」を見ることもできたのです。


私たちの席は「向正面」という、
普段テレビで見ている後ろ(行司側)だったため

「土俵入りが後ろ姿になっちゃってちょっと残念だね」

なんて見る前は言っていたのですが

実際に見てみると、

日馬富士関の盛り上がる背中の筋肉がライトを浴びてそれはそれは美しく・・・

また指先、足先まで気持ちの入った
丁寧で美しい土俵入りの所作に見とれていたのでした。

横綱土俵入りが、しかも背中から見る土俵入りですら
これほどまでに神々しく感じられるものだったなんて!と鳥肌が・・・。

残念ながらこの日の取組は負けて金星を献上してしまったのですが
座布団が飛び交う中

「ありがとう、日馬富士関本当にありがとう」と心でつぶやいていました。


ほらね、ヤバイでしょ?

ちょっと相撲熱にやられてしまったかもしれません。


わたしですら、こんなふうに生観戦の高揚感にぽぉ~っとしてしまったくらいですから

長年の相撲ファンだった父が平然としていられるわけがありません。
観戦が終わり、ホテルへと向かう道すがらもいつまでも興奮冷めやらぬままに

「生観戦は全然迫力が違う。本当にすごい。やっぱり相撲は生で見るに限るなあ!」

と感激の言葉を連発。


そして

「一人で来てもそれほど楽しめないかもしれない。
これはワイワイ言いながら見るから一層楽しいんだよ。」

とも。

どこへでも一人で行ってしまう父ですが、
相撲に関しては、わたしや兄に、自慢げにうんちくを語りながら見て
大いに声援と拍手を送ることができたことが
何よりもうれしかったのかもしれません。



相撲のチケットってどうやって取ったらいいの?
桝席とイス席ってどっちがいいの?
など、わからないことだらけの相撲素人でしたが

あれこれ調べて、チケット確保し
連れてきてあげてよかった、と心底思いました。



さて、これで終わると思うでしょ?



「いい娘」のまま、終わろうかなーと思ったのですが(笑)


父のわがままをダイレクトに一人で受け止めとめた2日目の観光を
「おまけ」として明日UPすることにしますヾ(・∀・)ノ